日本の九州ほどの広さに兵庫県くらいの人口の人々が暮らすデンマーク。幸福度の高い国の代表国です。
デンマークの人たちは、なぜ幸せなのか。その答えは、社会に対する信頼と、人々の連携、そしてそれを培うための対話があります。
子どもたちが最初に出会う社会は、家庭であり、学校です。日本において、特に学校では依然として旧来型の教育が施され、矛盾を抱く多くの子どもたちが学校に行かないという選択をしています。
デンマークでは小さいころから、本人の意思が尊重されます。そしてそれを受け止め、大切な意見として吸い上げる大人たちがいます。
今、日本が取り組むべきことは、子どもの人権を重んじ、対話を通して信頼と連携を生み出すこと。そのためには子どもに関わる大人たちのマインドセットを変えていかなければなりません。
デンマークや北欧の国々では、教育現場に教師とは別に「ペダゴー」という人たちがいて、子どもたちが「一人のかけがえのない人」として、「社会に関わる大切な市民」として成長していくことを支えているのです。
ペダゴーとは、デンマークをはじめ北欧諸国の教育や福祉を支える対人支援職のことで、日本では社会福祉士と保育士の要素を併せ持つ専門家を指します。北欧諸国では専門の教育機関で3年6カ月の教育プログラムを修了した人に与えられる国家資格で、主に保育所や幼稚園、学校、学童保育、障がい者施設などで活躍しています。教師は授業を通じて知識などを教えたり、行事や特別活動などで集団的な行事などを子どもたちに経験させますが、ペダゴーは子どものパーソナリティの発達や、情緒、他者・社会とつながる力を育みます。
不登校児童生徒への対応や、インクルーシブ教育の推進、学童保育など放課後の過ごし方、ヤングケアラー問題など、学校だけでは対応できない状況にある教育現場において、ペダゴーの存在が注目されつつあります。
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